rolleyflex 解説
AUG.2002 Tomoyuki Arisawa
はじめに
当資料は、個人的に調査ならびに実機をさわっての見解に基づいて作成しています。
従いまして、一部不正確な点もあるかもしれません。
その点、あらかじめご了承の上、ご参照ください。
基礎知識
二眼レフ:フォーカシング用に、撮影レンズと同等のレンズを用意し、撮影時にフォーカシングの精度を上げたカメラ。
通常、撮影レンズよりも若干明るい(被写界深度の浅い)レンズが、VIEWレンズに設定されている。
使用フィルム:ブローニー判(120フィルム)を使用し、約6cm×約6cmのフィルムサイズとなる。その情報量は135(35mm版)の数倍に相当し、
引き延ばし時に大変有利なほか、縦横比が同等(スクエアフォーマットとも呼ばれる)なことにより、縦位置・横位置の無い、独自の世界観を誇る。
なお、機種によっては、220フィルムにも対応しているものがあるが、特別な機構が必要(レンズ焦点位置が変化することに対する機構が必要)なため、
対応していない機種もある。当機種は未対応なため、120フィルムのみ使用可能。
・いわゆる6×4.5(ろくよんご)や、6×7、6×9版でも同じフィルムを使用。
・135カメラの次にポピュラーといえる6×4.5カメラよりも、フィルム面積が多い&スクエアフォーマットなため、独自の楽しさがある。
・もちろん、ネガ・ポジ関係なく使用可能。画角など:135より広いフィルム面積のため、80mm前後のレンズが、135での50mm前後のレンズに相当する、いわゆる標準レンズとなる。
注意点:情報料が多いということは、被写界深度の浅さや、ブレに対する弱さにもつながるので、それらに対する注意が必要になる。
(ただし、2眼レフは、首からぶら下げて両手でしっかりホールドすれば、比較的カメラ本体の重量があるため、それほど、手ブレは気にしなくてもよかったりします。)
フィルター:せめて保護用フィルターはつけたいところですが、今現在は一般的でないバヨネットタイプなため、市販のものは少ないです。
Kenkoの特注品として、“B30 SKYLIGHT 1B”などが市販されているので、カメラ店で注文すれば、購入可能。(首都圏であれば、店頭に在庫があるかも?)
1.フィルムの装填
1−1.裏蓋OPEN!
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図のように、スライド&UPで、裏蓋のロックをはずします。 |
1−2.フィルムのセット
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赤丸:フィルムおよび巻き取りの固定ピン。引いて回転させると、ピンが引っ込んだ状態で固定されます。 水色:フィルム巻き取り部品。中央の切れ込みにフィルムの端点を差し込んで、セットします。フィルムを1本撮影すると、前回セットしたフィルムの、この部品が残るので、次回のフィルムセット時に利用します。 黄色:図のように、ローラーの間にフィルムをセットします。そうしないと、フィルムの1コマ目が自動検出されず、正しく撮影できません。 |
1−3.裏蓋CLOSE!
1−1.の逆の手順で、裏蓋をロックします。
1−4.フィルムの巻き上げ
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フィルムが正常にセットされていれば、フィルム巻き上げレバーを何回か回すと、自動的に、フィルムカウンター(赤丸)に“1”が表示され、レバーが一定以上回らなくなります。 その後、レバーを定位置に戻します。 |
2.フォーカシング(いわゆるピント合わせ)
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図のようにロックをはずして、上部をOPENすると、ウエストレベルファインダーがのぞけるようになります。(左右逆像です。ちなみに、左右逆像というのは、特に2眼レフのような6x6版ではめずらしくありません) |
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また、ルーペがついており、中心部分のフォーカスを正確に確認することもできます。 |
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ファインダー側面のレバーを上に動かすと、アイレベルファインダーとなります。(上下左右逆像です) |
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実際のフォーカシングは、側面のノブ(赤丸)を回して行います。 |
3.レリーズ(いわゆるシャッターを切る操作)
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レリーズのカバーをはずすと、レリーズボタンがでてきますので、押すと、レリーズできます。 再度レリーズする場合は、巻き上げレバーを回るところまで回して、定位置に戻します。 その操作を繰り返して、撮影していきます。 |
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前面向かって右上のボタンをスライドさせると、セルフタイマーとなります。 また前面向かって右下の穴に、汎用のリモートレリーズケーブル(現在も市販されている、汎用的なケーブルで大丈夫です)をセットすると、リモートレリーズも可能です。 |
4.露出の設定
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シャッター速度と絞り値の設定は、前面の2つのダイアルで行います。それぞれの設定値は、水色の部分でみることができます。 要するに、1/3段ほどオーバーな感じになっていますので、正確に露出をあわせる場合には注意が必要です。 個人的には、ネガフィルムを使用するか、ポジを使う場合は単体露出計+暗算で露出を決定するなどしていました。 実際のところ、ポジフィルムの製品によっても実効感度の差があるなど、基本的に経験に依るところが大きいので、慣れてしまえばそれほど大きな問題では無いと思います。 |
5.撮影の終了
120フィルムで12コマ撮影できます。12コマ撮影すると、再び、レリーズに関係なく巻き上げレバーが何度も回せるようになります。
何度かまわして、フィルムを完全に巻き取ります。
裏蓋を開けると、フィルムが上部にすべて巻き取られていますので、勢いあまって落として転がしてしまわないよう、注意して取り出します。
その後、フィルムに付属している帯状のシールで、フィルムが開いてしまわないように閉じて、早めに現像に出しましょう。
(最近まで、このシール作業は、帯状のシールを切手のように舐めて閉じるものがほとんどでしたが、最近は、舐めずに閉じられるものもあるようです。)
下部にのこった巻き取りパーツを使って、また、フィルムを装填し、撮影してください。
6×6判と言うことで、ポジフィルムで撮影すると、特にプリントしなくてもそのままの状態で、結構鑑賞できると思います。
また、最近は、フラットベッドスキャナの透過原稿ユニット付のもので、比較的簡単できれいにパソコンに取り込めます。
以上
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