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2003.2.9 掲載

ホットシュー金具

仕様

 OLYMPUS OMマウント
 シャッター:B,1s 〜 1/2000

 明部・暗部指定、マルチスポットなど、独特の露出設定方法。
 電子シャッターなので、AEも可能。

 特定のフラッシュ使用時、全速同調可能。

 モータードライブなど、オプション多数有り。
(過去のOMシステムがたいていは流用可能)

 バッテリー:SR44!?(1.5V) X 2

はじめに。

 たまたまOM−4の修理(というほどのものではないですが)を頼まれたので、その分解の方法とか、覚えてるうちに書いとこうかな、と。。

 インターネットでかるーく検索してみましたが、分解(特に軍幹部)についての資料が見つからなかったもので。。

 もちろん、シロートなので、持ち主の方には”ダメもと”ということで、念押しの上での作業です。
 これを見て実行される方(いらっしゃらないとは思いますが。。(笑))は、あくまで、自己責任で。
 私の方ではいっさい責任は負えません(^_^;


不具合内容。

 (1)ホットシューが破損(フラッシュとの接続部分が取れて、接着材でくっつけてる状態(^_^;)
 (2)フラッシュが光らない。
 (3)ファインダー内部の汚れ(油が内部に入った感じ。プリズムは大丈夫そう)
 (4)ファインダー像が、どうも、ピントがあっていない。(レンズがはずれてる感じ)

 以上、軍幹部に不具合が集中してるので、とりあえず、軍幹部を開けてみるしか無い様です。


 軍幹部を開ける。

  カメラによって、逆ねじがあったりして、注意しないといきなり壊してしまいますが、基本的には
、他のOMシリーズ(OM−2など)と同じ感じで、特に逆ねじもなく、難しくは無いかと。
 もっとも、軍幹部内部は言うまでもなく配線がびっちりなので、作業はできるだけ慎重に。。
 (慎重に、というのは、どのカメラでも同じですが。。)

 それでは、手順的には若干前後する部分もありますが、注意点ナドを以下に。。。


巻き上げレバー付近
右肩  コチラ側は、軍幹部側面のねじと、巻き上げレバーの円形部のねじをはずせばOK。(方向はフツーの左回り)

 巻き上げレバーをはずすと、もう一個、レバーの軸の部分に固定部品があるので、カニ目状のもので、ハズす。

 巻き戻し時の”R”ボタンは、軍幹部をはずすと簡単に落ちてしまうので、なくさないうちに確保。

 巻き上げレバー内部の部品(ワッシャーなど)も結構いくつか有るので、なくしたりしないよう、注意。

 うまく傷つけずにはずせましたが、もともと結構キズだらけなので、それほど気にすることも、今回は、ナイデスが。

巻き戻しクランク付近
左肩  裏蓋を開き(ハズして)クランクを棒などで固定し、クランクレバー部分をまわしてはずす。( 一般的な左回りでOK)

 シャフト自体はそのまま残して置いた方が良い。
(そのままでも、作業は特に問題ないし、なにより、あとでせっとするのが、結構、めんどくさい。

 クランクレバー部分をハズした後、表示板を固定してる部品を、これまた、カニ目状のもので、外す。(これまた左まわし)

 注意:表示板は、薄くてもろいので、下手に扱うと、割れてしまいます。

 あとは、側面のねじと、視度調整ダイアルを外す(このねじも、フツーに左回り)と、軍幹部が開きます。

 開いたとき、裏蓋を開く部分のスプリングが内部にあるので、なくさないうちに、確保。
 また、ISO感度、露出補正、メインスイッチは、内部の白い部品と連動してるので、組み立て時は、スイッチ内部と外の部分でズレがないよう、気をつけながら、組み立てる。
 下手にズレたまま、軍幹部をつけようとすると、内部の部品が変形します。

 有る程度柔らかいぶひんながら、耐久性はアヤシイので、かなりの注意点。
 なにより、正常にうごかないし(^_^)

 ISO値表示板もはずれるので、これをはずしてよく見ると、3つの連動部分とも、上から見えるので、確実にあわせながら組み立てます。

フラッシュ付近
ホットシュー  写真はすでに修理後なので、使用感がある他は問題は無いと思います。

 天板というか、フラッシュ底面がアタルあたりの、4隅4カ所(写真では3つほどみえてます)が、この部品の固定部分です。
 軍幹部内部から外に向かって、ビスで固定されてます。

 今回、軍幹部を開け、接着剤をふき取り、内側からねじを締め直しました。

 経年でねじがゆるんでただけなのか、ねじは4つともきちんと締まり、部品もしっかり固定できたようです。

 ちなみに、この状態は、下の金属部品を外した状態です。

 このあと、下の金属部品をセットしたら、フラッシュ周りは完成。
ホットシュー金具
 ちなみに、症状として、”フラッシュが光らない、というのがありましたが、ひととおり分解・修理・清掃・組み立てをおこなったら、光るようになりました。

従って、原因不明(爆
 ちなみに、上の金具は、この写真向かって右側が、前デス。
 カメラ正面側から差し込み、部品前面・垂直に立ってる部分と、下を向いてる部分をいちど、押し込んで、部品後ろ部分を、土台に引っかけながら、また、カメラ前面方向へ戻します。
 なお、部品前面の下向きの部分が土台のカドにひっかかり、部品が固定されます。

 このとき、2カ所の垂直に上を向いてる部分は、外にはでてきません。
 フラッシュをセットするとき、後ろから差し込んでそのまま前に抜けていってしまわないための、ストッパー部分ですね。

 このあたり、はまってる画像が有れば一番なのですが、撮り忘れちゃったので。。(^_^;


ファインダー付近
ファインダー  完全にキレイにはなりませんでしたが(結構汚れがシツコい感じで。。)以前よりは見違えるほどくっきり。。

 あ、やっぱり、内部のレンズがはずれてました。
 レンズを固定してた接着剤が経年で流れ出てたのかも。
 実際、汚れもそんな感じでした。

ファインダーをはずしたとこ。
ファインダー分解・清掃中  軍幹部は配線びっちりで、ファインダー部を外すのをちょっと躊躇してみましたが、せっかくなので、TRY。

 右肩部分は簡単にねじをはずせますが、左肩部分は、メインの基板もちょっと外さないといけないので、ちょっとコワイ。。

 ファインダ−自体にも配線や電機部品があるので、注意が必要。

 レンズを外したりするためには、底板を外す必要がリマスが、ファインダ自体をはずしてしまえば、そのアタリは、簡単。

 ファインダー部分のレンズは3枚(うち、接岸部に一番近いものは、レンズというより透明の保護板みたいなもの)

 真ん中のレンズが動いて、視度補正となるようです。
 レンズを外して、清掃。
 なんか、粘着性の汚れでしたが、何とかマシになりました。

 レンズの裏表自体は形からわかりやすいですが、どちらの向きにセットするかは、分解する前にしっかり覚えておきましょう。
 といっても、形的に、間違えにくいような気もします。

 (どれが真ん中だったかな、なんてことのほうが、可能性高そう。。)

 真ん中のレンズは可動部分に、もう一枚はペンタプリズム側に固定します。

 写真は、清掃及び固定前。ペンタプリズム側のレンズをすでに外してます。
 真ん中のレンズも、すでにはずれかかってる。。

巻き上げレバー付近
ペンタ部内部
 うーん。配線がすごいです。

 プリズムのとこも若干汚れてたので、清掃。

 このあと、すべて組み上げて終了。。。
 組み上げ時の注意は、以下。(繰り返しの部分もありますが。。)

 ・部品の入れ忘れ、ねじの締め忘れがないか、再確認(あたりまえだけど、あれ?なんてコトガ(笑)
 ・巻き戻し時のボタンをはずれないように手で押さえた状態で、上から軍幹部をかぶせると、楽。
 ・↑左肩・裏蓋OPEN部のバネのセットがしやすいので。。
 ・くれぐれも、左肩の、露出・スイッチ関連のセットを間違えないように。
 ・↑軍幹部をかぶせる前、露出補正及びISO表示板を外して、上から、露出関連の部品のセットを
  確認しながら、組み上げる感じ。

 本来なら、ファインダー部分のモルト(ファインダー下部・フィルム室上部)も張り替えてょうが良さそうですが、今回は、見送り。。(まあ、とりあえず、大丈夫そうなので。。)
 


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